ウッカリにご用心!意外に知らない車検の時期
車検の満了時期が迫ってくると、いつ車検に出そうか焦ってしまう事もあるでしょう。一体車検はどの期間で受ければ良いのか、また車検が切れてしまうとどうなるのか知っておくようにしましょう。これを知らないでいると、大きなリスクを背負う事になりかねません。
意外と知らない車検期間!
車検というのは、満了日の1ヶ月前から受ける事が可能です。もし平成28年の3月15日が満了日なら、2月15日から3月15日までに受ければ良いというわけです。しかし、実は1ヶ月以上前に車検を受ける事もできます。ただ注意しなければならないのは、1ヶ月以上前に車検をしてしまうと、次の満了日がその分早くなってしまうという事です。無駄に車検期間を短くしたくないなら、満了日の1ヶ月以内に受けるようにすると良いでしょう。
車検を依頼するには予約が必要になり、業者によってはすぐに対応できない場合もあるので、満了期間が迫ってきたらなるべく早く準備を進めておくと安心です。また業者選びに拘って安い所を探したい場合には、余裕を持ってスケジュールを組んでおきましょう。
検査標章を見れば満了期間が分かる
車のフロントガラスに、数字が書かれたシールが貼ってありますが、これは検査標章と言われる物です。車検シールとも言われますが、これを見れば車検の満了年月がいつかを知る事ができます。
シール内に2つの数字が書かれていて、これが満了する年と月を表しています。例えば28と8の数字が書かれていたら、平成28年の8月が満了年月というわけです。ここで注意が必要なのは、8月と書かれていたからといって、8月一杯有効になるわけではないという事です。あくまで車検証の満了日の日にちが有効期限なので、8月6日が有効期限になっていたら、その日までに車検を済まさなければいけません。シールに記載されている数字は、あくまでも目安程度に捉えて、期間が迫ってきたら車検証でしっかりと満了日を確認しましょう。
万が一車検が切れたらどうなる?
車検が切れた状態で、公道を走ると様々な罰則が科せられます。車検がない車で公道を走ると無車検運行になり、6点の違反点数が付けられてしまいます。これは前歴がなかったとしても、一発で30日間の免許停止処分を受けてしまう罰則です。それだけでなく、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金も科せられてしまいます。
車検が切れている場合、自賠責保険も切れてしまっている可能性が高いです。その状態で公道を走ると、無保険車運行にもあたってしまい、さらに6点の違反点数が加算されます。12点の減点になり、罰則は90日間の免許停止処分まで重くなるので注意してください。
このような状態で事故を起こしてしまうと、莫大な賠償金が掛かる可能性も高くなるので、必ず車検の満了日は確認しておきましょう。