車検証を紛失したり、汚して破損したり、盗難に遭った場合、再発行することができます。ここでは、車検証を何らかの理由で紛失した方のために、車検証の再発行に必要な書類やもの、手続きの方法などを解説していきます。

車検証の再発行に必要な書類

車検証の再発行に必要な書類は、使用者の委任状、車検証（紛失ではなく、汚したり破損したものが現存している場合）、理由書（使用者の認め印が必要）です。お店に依頼する場合は、この2点（紛失・盗難なら理由書、汚損なら車検証のどちらか）を用意すれば良いです。
ご自身で手続きされる場合、上記の2点に加えて、申請者の身分証明書、手数料納付書、再交付申請書が必要となります。身分証明書は、通常は運転免許証で構いません。もし財布ごと盗難された、という場合に関しては他に健康保険証、パスポートなども適用されます。手数料納付書・再交付申請書に関しては再発行手続きを行う運輸支局内で入手することができるため、事前に用意しなくて大丈夫です。

再発行にかかる費用

ご自身で再発行手続きを行う場合に発生する車検費用は、再発行申請手数料の300円です。具体的には、申請に使用する用紙に貼り付けるための、手数料300円分の印紙を、運輸支局内の窓口で購入する、その料金のことを指します。ちなみに、この料金は廃車手続きのときと同じ金額です。
ただし、この費用は自身で運輸支局で全て行うときの金額であり、代行業者に依頼して再発行手続きを行う場合、作業手数料が発生するため、印紙代以外にも料金が発生します。当然ですが、各業者で料金が異なるため、代行業者のホームページを見てもわかりにくい場合は、問い合わせおよび見積もりを依頼して、細かい金額を必ずチェックしておくようにしましょう。

再発行手続きの手順

必要書類を持ったら、運輸支局に赴きましょう。窓口で、手数料納付書・申請書を受け取り、手数料300円分の印紙を購入します。書類に必要事項を記入するのですが、支局内に記入例が設置されているので、そちらを参照しなら記述していきましょう。必要事項を記入しおえたら、印紙を貼り付けて、必要書類とあわせて窓口に提出します。月末の繁忙期などは、窓口に長蛇の列ができていたり、新しい車検証の発行まで1時間以上がかかる可能性があるため、月末はなるべく避けるようにしましょう。提出してしばらく待っていれば、窓口に呼び出されて新しい車検証を交付されます。交付された車検証に記載ミスがないか、名前や住所、車台番号などをくまなくチェックすることを忘れないようにしてください。