中古車を購入したときには車検について注意点があります。新車しか購入した経験がない人の場合にはうっかりすると本来受けるべきときに受け忘れてしまって困るかもしれません。何に注意しておくべきなのかを整理しておきましょう。

中古車を買ったら車検の有効期限を確認

中古車を買ったときには車検の有効期限をまず確認しましょう。車検は満了日の一ヶ月前から満了日までの間に受けなければならないため、車検証に記載されている有効期限がいつかを調べておかないと車検の時期を見定められません。新車の場合には車両登録を行ってから三年間の有効期間になっていますが、中古車の場合にはこのように定められているわけではないので注意しましょう。車検の有効期限が切れている中古車を購入した場合には、名義変更の前に車検に合格させてくれるのでそのときから二年間の期限が適用されます。しかし、車検の有効期間が継続している場合には、その期日になったら車検を受けなければならないので確認が重要になるのです。

中古車の状態を確認して購入

購入するときには車検の履歴について確認しておくのも大切です。中古車を購入してから最初に受ける車検の業者をどこにするかを決めるための重要な情報になるからです。ユーザー車検やガソリンスタンドでの車検を受けてきた車の場合には十分な整備が行われてきていないリスクがあります。そのため、その車のディーラーやその車種をよく扱っている整備工場に依頼して徹底した整備を行ってもらった方が安心して乗れるようになるでしょう。逆にディーラーでずっと整備を行ってきた中古車の場合には、初回の車検は安い業者を選んで行っても大丈夫かもしれません。車検の履歴がわかっていると最初の業者が選びやすくなるので購入前に確認しておきましょう。

車検なしの中古車に注意

中古車を購入するときに通常は車検を通っていて、公道を走行できる状態にして渡してくれるようになっています。しかし、中には車検なしという状況で販売されている中古車もあるので注意しましょう。この場合には車検が切れていて、購入した後で自分で車検を通した上で乗り始めなければなりません。良心的な業者の場合には整備をしてくれていて車検を通すのは簡単になっていますが、安価に売る目的で販売されているときには整備を十分に行わなければ車検が通らない場合もあります。車検なしの場合には車検ありの中古車に比べると販売価格はかなり低くなっているものの、車検費用がかさんでしまうリスクがある点を念頭に置いておかなければなりません。